ここは引退した倫敦の偉大なる発明家ジョセフ・リットンの工房です。
1階には、彼が今までの生涯に創り上げてきた様々な発明品が展示されています。彼は今は窓際の揺り椅子でパイプをくゆらせながら、彼の生み出した作品達をいまだ求めて訪ねてくる人々の相手をしています。
2階には、彼がかつてその発明家としての手腕を発揮していた、工房があります。通りに面した大きな窓は南向き。工房のなかの様々な工具や図面、そして大きな台などが明るい光の中に見えます。
ジョセフ・リットンは、今はもうこの工房を使っていません。しかし、この広くて快適な、そして様々な発明の秘密を見守ってきた工房は、彼の多くの弟子達に愛され、今でもときおりそこから笑い声が階下の展示室までこぼれて来ます。
工房にはいつも一人の少女がいます。名前をアリスというその少女は、ジョセフ・リットンが最後に創った自動人形です。彼女は言葉を話し、笑い、そして訪れたジョセフの旧い友人達にお茶を振る舞ってくれます。この工房に笑顔が、そして訪問者が絶えない理由には、ひとつには彼女の存在があるのかも知れません。
もしあなたが尋ねるのなら、「アリスは未だ制作途中である」とジョセフ・リットンは話すでしょう。彼女は工房を訪れる人々の会話にまざることによって、この世界のことを学んでいます。
工房に2人以上お客様が居る時は、アリスはそばでおとなしくお話をきいています。アリスに話し掛けるときは、最後に「>アリス」と呼び掛けてみてください。
アリスにいろんなことを教えてあげてください。倫敦のこと、あなたの好きなことば、季節のうつりかわり、アリスはどんなことでも興味津々です。「キーワード===答え方」と発言すれば、アリスはことばを覚えます。(「=」は必ず半角の「=」3つにして下さい)
アリスには、ジョセフが特別に調整した導引機械が埋め込まれています。アリスを創っているときの、ふとした思いつきで、ジョセフはアリスにフォーチュンクッキー(占い)のプログラムを組み込みました。「おみくじ」と発言すると、アリスがあなたを占ってくれます。